小国町を支える障がい者たち! 「サポートセンター悠愛」式の循環型農業ををみんなに伝えたい!
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プロジェクト概要
サポートセンター悠愛では独自の循環型農業というものに取り組んでいます。農福連携において、ノウハウが確立してきましたので、多くの人にそのことを知っていただきたいと思いプロジェクトの実施を決定いたしました。また、施設で育てた農畜産物やそれらを使った加工品を応援購入していただくことで、施設で働く障がい者の所得向上に繋げられればとも思っております。
サポートセンター悠愛とは
初めまして、サポートセンター悠愛の就労系事業所の施設長を務めている河津です。悠愛はもともと熊本県小国町立の施設として昭和42年に知的障がい児の施設として創設されました。その後、平成23年に民営化が行われて社会福祉協議会の事業に引き継がれております。
サポートセンター悠愛の取り組みについて
悠愛がある熊本県小国町は人口が約6,400人の町です。過疎地ですので、農業の担い手がおらず、耕作放棄地がかなり広がっているのが現状です。年々人口が減り続けているため、地場産業もどんどんと衰退しています。また、小国町はかつて林業が盛んで、その頃は障がい者の人たちも製材所で働いていました。しかし、廃業する製材所がどんどん増えていくなかで、障がい者の働く場所もだんだんなくなっていきました。こういった課題がある中で取り組んだのが「循環型農業」です。
サポートセンター悠愛式の循環型農業について
悠愛の循環型農業は障がい者の方が担い手となり、小国町が抱える様々な課題の解決に貢献しているところに特徴があります。まずは耕作放棄地を活用して大豆の栽培を始めました。初めのうちは農家の方の協力のもと大豆つくりを行っていましたが、今は主に障がい者と支援員で栽培を行っています。
大豆を作ろうと決めたのは、豆腐作りを行うためです。豆腐作りは小国町の地場産業ですが、豆腐屋さんの廃業が何件も続いていました。地場産業が衰退することに危機感を覚え、廃業予定だった豆腐職人を雇用し、その方の指導のもとで豆腐作りを始めました。
他に鶏卵事業も行っており、そこで育てている鶏には豆腐作りの中で出たおからを餌に混ぜて与えています。産卵期間を過ぎた鶏は廃鶏と呼ばれるのですが、その廃鶏もそのまま廃棄するのではなく、加工して悠愛が運営する農福連携レストランで、「究極の親子丼」や「地鶏南蛮そば」など、料理の材料として利用しています。また、鶏の飼育中に出た糞は大豆作りの肥料としても利用しています。
このように悠愛では障がい者の方が中心となり、小国町にある課題を解決させるようなかたちで循環型農業に取り組んでいます。
サポートセンター悠愛の他の取り組み
これら以外にも悠愛では様々なことに取り組んでいます。大豆を使った商品作りという点では、現在は豆腐だけでなく納豆や味噌なども作っています。また、卵を使ったシフォンケーキやプリンなども作っています。作った加工品は小国町内の店舗で販売するだけでなく、ふるさと納税の返礼品として提供したり、イベントでの販売を行ったりしています。また、小国町は高齢化率が46%と非常に高い地域ですので、高齢者の方々にお弁当を届ける配食サービスや山間部への移動販売も行っています。
サポートセンター悠愛で働く障がい者の方と小国町の関係
小国町では働き手が少ないため、悠愛で働く障がい者の方が労働の担い手として、町の経済や活性化に大きく貢献できていると思います。悠愛で働く障がい者の方は施設の中だけでなく、町の中でも生活をしています。地域の方々も町でそういった障がい者の姿を日々目にしており、時には手助けいただくこともあるので、障がい者に対する理解がとてもあると感じています。障がい者が町を支え、時に町の人からも支えられる、そういう良い関係が築けているのではないかと思います。
サポートセンター悠愛で働く竹田さんのお話
サポートセンター悠愛で働いている竹田です。施設長さんやお母さんたちと話をして、悠愛はいいところだよって言われたので来ました。最初はあの入院生活が長かったのでリズムが作るのが大変だったんですが、仕事をしていく間にだんだんリズムが取れて仕事のやりがいはとても感じています。今自分は豆腐作業に関わらせていただいて、自分は油揚げの揚げを担当しております。豆腐は作るだけじゃなくて配達に行ったりして地域の方々と接することもあるので、そこにはやりがいをとても感じてます。なんか頼られてるなって思いますね。地域の方々とも良い関係を築けてて、ありがとうって言われることもあります。
リターン品の豆腐「小国のゆめ」について
豆腐「小国のゆめ」には熊本県産の希少な大豆「すずかれん」を使用しております。「すずかれん」はもともと熊本県の認定品種に採用されたのですが、他の大豆に比べて収量が少なく、栽培も難しかったため、今ではほとんど作られていません。それでも悠愛で育てる大豆として「すずかれん」を採用したのは、他では栽培されていない希少な在来大豆を使うことで、他の商品との差別化を図り、ブランド化しようと思ったのがきっかけです。他にも、味噌や納豆などの加工にも大変優れた大豆である事がわかっていました。
大豆工房 小国のゆめ 紹介動画
リターン品の「おぐにん卵」について
悠愛では「九州ロード」という九州の地鶏を育てて卵を産ませています。九州ロードはあまり採卵率の高い鶏ではないのですが、卵が濃厚でおいしいこと・廃鶏になった後もお肉を食材として再利用できることから、九州ロードを育てることに決めました。また育て方にもこだわっています。日本では採卵鶏は一般的にケージの中を自由に動き回ることができない状態で卵を産ませるためだけに育てられています。一方、悠愛ではアニマルウェルフェアの理念に基づいた飼育を行っており、1平方メートルあたり5羽以下の平飼いでの飼育をしております。餌も豆腐作りのなかで出たおからを混ぜた安心安全なものを与えています。 こうした取り組みもあって鶏達もとても味が濃厚でおいしい卵を産んでくれています。
支援者へのメッセージ
過疎地域で障がい者がいろんなことに携わりながら仕事をし、所得保障を得ることでとても幸せで豊かな生活ができると思っています。一方で近年の温暖化による高温障害や害獣被害等で大豆の収穫量も年々減ってきており、農地の維持管理や、収益を出していくことが大変厳しい状況にあります。このような活動を理解していただき、ご支援いただけるとありがたいです。集まった支援金は利用者の工賃に当てたいと思っています。
スケジュール
本プロジェクトはALL-in方式で実施します。
実施期間 | 2024年3月27日 ~ 2024年5月26日 |
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リターン品の出荷期間 | プロジェクト終了後、1ヶ月以内を目途に順次発送いたします。 |
本プロジェクトの登場人物
■本プロジェクトの実行者
- サポートセンター悠愛
大豆工房 小国のゆめ
住所 :熊本県阿蘇郡小国町宮原2330-1
電話番号:0967-32-8030 - 一般社団法人日本農福連携協会
住所 :東京都千代田区麹町3-5-5 サンデンビル6階B室
電話番号:03-6272-8839
Q&A
- リターン品はいつ発送されますか?
- プロジェクト終了後、1ヶ月以内を目途に順次発送いたします。
- お届け日の指定は可能ですか?
- 希望日を承ることはできません。あらかじめご了承ください。
- ギフトにも使えますか?
- 配送先を指定することができます。支援申込ページの配送先で、送付先を指定ください。ただし簡易包装のみ対応で、ギフト包装や熨斗は対応しておりません。
- リターン品はどこから届きますか?
- 大豆工房小国のゆめより発送いたします。
- リターン品はどんな状態で届きますか?
- 冷蔵便にて発送いたします。
- 決済について質問がある
- 本ページ右上の「メッセージを送る」からお問い合わせください。
- メールが受信できない
- 本ページ右上の「メッセージを送る」からお問い合わせください。
皆さん大変だと思いますが、頑張って下さい!
届いてこのセットで朝ごはんを食べるのを楽しみにしてます!
特に卵の到着が楽しみです。
皆が笑顔で仕事が出来ること!最高です。
趣旨に賛同して応援しています!
障がいのある方々が地域の経済の担い手として活躍している取り組み、心から応援します。
とうふのもろみ漬け、楽しみに待ってます!