森乳業(株)営業部大村次長
プロジェクト実施の理由
新型コロナウイルスの感染拡大により、学校給食の停止や飲食店の休業などが発生したことで生乳の業務用需要は大きく低下しました。巣ごもり需要や国を上げての消費喚起もあり、家庭での牛乳や乳製品の消費量は伸びましたが、全体の消費量は大きく落ち込みました。
2021年9月以降は感染者数が減少傾向にあったため、需要の回復を期待していましたが、まだ回復しきれていないのが現状です。年末年始は学校が冬休みだったり、スーパーや飲食店が休業したりするため毎年生乳の消費量は大きく減少しますが、今年度は新型コロナウイルスの影響から生乳の消費量が回復しきれていないこともあり、多くの生乳が廃棄される危機にあります。
大量の生乳が廃棄されると生乳の生産量を抑えるために乳牛を手放す酪農家も出てくる可能性があります。そうするとせっかく業界をあげて強化した生産基盤を毀損しかねません。
リターン品のロングライフ製品は無添加ですが、殺菌・充填方法を工夫しており、通常の牛乳などと比べ日持ちします。常温で保存した場合は製造から90日~120日ほど賞味期限があります。生乳を少しでも多く消費する酪農業界全体の取り組みに参加したいと思い、年末に製造することを決めました。
助成について
本プロジェクトは関東2,500戸の酪農家が所属する関東生乳販売農業協同組合が実施する「令和3年度牛乳等冬季需給対応事業」より助成を受けております。
より多くの皆さんに牛乳をプラスワンで飲んでいただくため、リターン品1ケースごとに牛乳をたっぷり使ったロングライフコーヒーミルクを追加で1ケースおつけします。プロジェクトページ内で牛乳を使ったあったかレシピも紹介していますので、牛乳をそのまま飲むだけでなく、ぜひ料理も作って楽しんでください。